フェヌグリーク種子について

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種子を利用する場合通常は、種子をそのまま粉末にするか、焙煎して粉末にして料理などに使われております。しかし、種子の粉末は、味は苦く、香りは強烈な為、その使用は、カレーなどの香辛料の強い特殊な料理に限られてきました。欧米や日本では、フェヌグリークを通常の料理にはまったく使いません。

しかし、最近になっていろんな研究の結果、フェヌグリーク種子に含まれる物質が、食品、化粧品、医薬品、工業原料として有望であることが解ってきました。それで、エアーグリーンでは、フェヌグリーク種子を食品材料と考えるのではなく、食品材料の為の原料として考え、フェヌグリークから得られる有用物質の商業化の研究を進めております。

現在進めておりますフェヌグリーク種子の利用方法には、種皮を利用する方法と胚乳を利用する方法の2つに分かれます。種皮には、フェヌグリークの香料成分(カレーの香り)、サポニン、タンパクなど多くの栄養成分が多く含まれていて、着香料、乳化剤、タンパク質原料として利用可能です。胚乳には、ガラクトマンナンという多糖類が多く含まれています。これは、一般に言われている食物繊維で、人が消化することは出来ませんが、食品、化粧品、医薬品や各種工業製品に増粘剤、安定化剤、乳化剤として広く使用することが出来ます。このように、フェヌグリークは、種皮と胚乳では、まったく別の組成を持っております。

フェヌグリーク種子の75%が種皮で、25%が胚乳から成っています。又、胚乳は、80%が水溶性物質で20%が水不溶性物質から成っており、水溶性部分が、ガラクトマンナンで、ガラクトマンナンを含む増粘物質を通常フェヌグリークガムといっております。

フェヌグリーク種子のおおよその組成
成分含有率
タンパク質26%
水溶性多糖類(ガラクトマンナン)20%
ヘミセルロースとセルロース24.5%
9%
脂質(フェヌグリークオイル)7%
リグニン2.5%
サポニン8-10%

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